最近、注目されている『企業DX』という言葉を聞いたことがあるけれど、DXは良さそうというイメージだけが先行し、実際には何から手をつけていいのか、全然わからないというのが「企業DX」を進めたい企業の悩みです。そんなあなたが何から始めるべきなのかを説明していきます。はじめに、企業DXの意味をいっしょに考えたいと思います。
企業が外部エコシステム(顧客・市場)の破壊的な変化に対応しつつ、内部エコシシテム(組織・文化・従業員)の変革を牽引しながら、第3のプラットフォーム(クラウド・モビリティ・ビッグデータ・アナリティクス・ソーシャル技術)を使用して、新しい製品やサービス、新しいビジネス・モデルを通じて、ネットとリアルの両面での顧客エクスペリエンスの変革を図ることで価値を創出し、競争上の優位性を確立すること
経済産業省『デジタルトランスフォーメーションレポート〜ITシステム「2025年の崖」の克服とDXの本格的な展開〜』より抜粋
「うーん?」となりますが、簡単に説明すると
企業がデジタル技術を活用することで、ビジネスプロセスを改善し、競争力を高めることいいます。
小さな会社がITを活用することで、業務効率の向上や経営の最適化、新たなビジネスチャンスの創出など、様々なメリットが得られます。
クラウドサービスを利用することで、従来は高額な初期費用が必要だったシステム導入のコストを抑えることができます。例えば、クラウド型の販売管理システムや会計ソフトを利用することで、業務の効率化や管理の一元化が可能になります。
紙ベースで行っていた業務プロセスをデジタル化することで、業務の効率化や品質の向上、人的ミスの軽減が期待できます。例えば、社内文書の電子化やワークフローシステムの導入、社員の勤怠管理システムの導入などが挙げられます。
インターネットを活用したオンライン販売を開始することで、地域にとらわれない新たな顧客層の獲得が可能になります。また、自社ECサイトを構築することで、他社のショッピングサイトに比べて販売手数料を抑えることができます。
SNSやメールマーケティングを活用することで、顧客とのコミュニケーションを強化し、顧客のニーズに合わせたサービスや商品の提供が可能になります。また、顧客の声を積極的に取り入れることで、新たな商品やサービスのアイデアを生み出すこともできます。
AIやビッグデータを活用することで、従来の手作業による分析を自動化することができます。例えば、顧客の購買履歴や嗜好を分析し、カスタマイズされた商品やサービスの提供が可能になります。