新しくサイトやWebページを作成した場合、サイト登録を行うことをおすすめします。では、なぜサイト登録が必要なのか、そしてどのように手続きを進めればいいのかについて説明します。
サイト登録を行うと、検索エンジンが早く自分のサイトを検索結果に表示するようになります。登録しなくても検索結果に表示されることもありますが、その場合でも1年以上かかることもあるため、SEOとしてもサイト登録は重要です。
サイト登録の手続き自体は簡単で、数分で完了することができます。複雑な手順も必要ありませんので、記事を参考にしながらサイト登録を行ってみてください。
また、登録が完了したかどうかを確認する方法も紹介していますので、サイト運営に役立ててください。ぜひ記事を参考にして、サイト登録を行いましょう。
新しくWebサイトやブログなどのWebページを作成した場合、サイト登録をしていないとGoogleの検索結果に表示されるまでに時間がかかってしまいます。しかし、せっかくサイトを立ち上げてたくさんの記事を投稿しても、Googleの検索結果に表示されなければ、訪れる人が増えることはありません。
では、なぜGoogleの検索結果にページが表示されるのでしょうか。それはGoogleがWeb上の情報を収集し、インデックスと呼ばれるデータベースに格納しているからです。GoogleのクローラーがWebページを巡回し、情報を収集しているのです。しかし、クローラーが自動的に全てのページを発見するわけではありません。そのため、自分のサイトやページを積極的に登録する必要があります。
サイト登録をすることで、Googleはあなたのサイトやページを早く発見し、検索結果に表示するようになります。これにより、多くのユーザーがあなたのサイトを見つけやすくなり、訪問者が増える可能性が高まります。
Googleの検索順位は、以下のプロセスによって決定されます。
- クロール(巡回) Googleのクローラー(検索エンジンのロボット)が、Webサイトの内部リンクや外部リンクをたどって情報を収集します。クローラーは毎日数十億のページを巡回していると言われています。
- インデックス クローラーが収集したWebサイトの情報を基に、検索結果に表示するかどうかを決定します。これを「インデックス」と呼びます。インデックスに登録されたページは、検索結果に表示される可能性があります。
- ランキング インデックスに登録されたWebページの中から、検索キーワードに関連するページを検索意図に応じてランク付けします。検索結果の上位に表示されるページは、評価基準を満たしていると考えられます。評価基準は200以上とも言われており、ユーザーファーストのコンテンツが上位表示されやすくなります。
つまり、Webページがクロールされてインデックスに登録されることで、検索結果に表示される可能性が生まれます。そのため、自分のサイトやページをクローラーに巡回してもらうことが重要です。良いランキングを得るためには、クローラーがページを正しく評価し、ユーザーにとって価値のあるコンテンツと判断してもらうことが大切です。
新しいウェブサイトを作成した場合、クローラーがその存在を認識するまでには時間がかかるため、サイト登録が重要です。
クローラーはリンクをたどることでウェブサイトやウェブページを見つけますが、新しいサイトは外部リンクがないか、非常に少ない場合があります。そのため、クローラーは新しいサイトの存在に気づくのに時間がかかる可能性があります。
外部リンクが増えることで、いずれクローラーが巡回してくれるかもしれませんが、そのタイミングは予測できません。
そこで、待つだけではなく、自分のサイトのURLをGoogleに登録し、クローラーに巡回してもらうリクエストをする必要があります。
サイト登録をすることで、クローラーが早くウェブサイトをクロール・インデックスし、検索結果に早く表示されるようになります。待つよりも効果的な方法です。
Googleにサイトを登録する方法は、Google Search Console(グーグルサーチコンソール)を使用することです。
以下の2つの方法があります。
- インデックス登録をリクエストする: Google Search Consoleにサイトを登録し、新しいウェブサイトをクローラーに早く巡回してもらうためのリクエストを送信します。これにより、クローラーがサイトを発見し、インデックスに追加することができます。
- サイトマップを送信する: サイトマップはウェブサイトのページ構造を示すXMLファイルです。Google Search Consoleにサイトマップを送信することで、Googleにウェブページの存在を通知し、クローラーがスムーズにサイトを巡回できるようになります。
これらの方法を使うことで、サイトの登録を効果的に行うことができます。
インデックス登録をリクエストする方法は、Google Search ConsoleのURL検査機能を使用することです。
以下の手順でリクエストを行います。
- Google Search Consoleにログインします。
- メニューの中から「URL検査」を選択します。
- 検索窓にクロールしてほしいページのURLを入力します。
- 「インデックス登録をリクエスト」ボタンをクリックします。
これにより、指定したページのクローリングとインデックスへの追加をリクエストすることができます。
ただし、リクエストを送信したからといって、即座に検索結果に表示されるわけではありません。クローリングやインデックスへの追加には数日かかる場合があります。また、一部のページはGoogleがインデックスしないと判断する場合もあります。
以上の手順を実行することで、Googleに対してクローリングとインデックスへのリクエストを行うことができます。
サイトマップを送信する方法は、Google Search Consoleを使用することです。
以下の手順でサイトマップを送信します。
- Google Search Consoleにログインします。
- メニューから「サイトマップ」を選択します。
- 「新しいサイトマップの追加」というオプションが表示されるので、そこにXMLサイトマップのURLを入力します。
- 「送信」ボタンをクリックします。
これにより、XMLサイトマップがGoogleに送信され、サイトの登録が促進されます。
XMLサイトマップは、クローラーに対してサイト内のページの一覧を提供するためのものです。ユーザー向けのHTMLサイトマップとは異なるので、混同しないように注意しましょう。
XMLサイトマップを作成していない場合は、専用のプラグインやツールを使用して作成することができます。XMLサイトマップの作成方法について詳しく知りたい場合は、関連する記事やガイドを参考にしてください。
Googleにサイトが登録されているか確認する方法はいくつかあります。
- URLで検索する方法: Googleの検索バーに自分のサイトのURLを入力して検索します。検索結果に表示されるかどうか確認しましょう。
- site:(サイトコロン)で検索する方法: Googleの検索バーに「site:自分のサイトのURL」と入力して検索します。例えば、”site:example.com”のようになります。自分のサイトが表示されるかどうか確認します。
- URL検査ツールを使う方法: Google Search ConsoleのURL検査ツールを使用します。Google Search Consoleにログインし、メニューから「URL検査」を選択します。検索窓に自分のサイトのURLを入力し、「URL検査を実行」ボタンをクリックします。結果を確認して、インデックスされているかどうかを確認します。
これらの方法を使ってサイト登録の確認を行いましょう。登録が完了し、検索結果に表示されるまで時間がかかる場合もあるので、定期的に確認して待ちましょう。
サイト登録の確認方法として、インデックスさせたいページのURLをGoogleの検索窓に入力して検索することがあります。
以下の手順で確認を行います。
- インデックスさせたいページのURLをコピーします。
- Googleの検索バーにペーストして検索します。
- 検索結果に登録させたいページが表示されるか確認します。
もし登録が完了していれば、検索結果に目的のページが表示されるはずです。
一方、まだ登録が完了していない場合は、「一致する情報は見つかりませんでした。」などと表示されたり、似たURLのリストが表示されることがあります。
この場合、まだインデックスが完了していないため、しばらく待つ必要があります。
以上の手順を使って、サイト登録の確認を行いましょう。登録が完了するまで、少し時間をかけることがありますので、辛抱強く待ちましょう。
サイト登録の確認方法として、Googleの検索窓に「site:」とURLを組み合わせて検索することがあります。
以下の手順で確認を行います。
- 検索窓に「site:」とURLを組み合わせて入力します。例えば、”site:example.com”と入力します。
- 入力した内容で検索を実行します。
- 検索結果に登録させたいサイトやページが表示されるか確認します。
もしサイト登録が完了していれば、検索結果に目的のサイトやページが表示されるはずです。
一方、まだ登録が完了していない場合は、「一致する情報は見つかりませんでした。」などと表示されます。
この場合、まだインデックスが完了していないため、しばらく待つ必要があります。
以上の手順を使って、サイト登録の確認を行いましょう。登録が完了するまで、少し時間をかけることがありますので、辛抱強く待ちましょう。
Google Search ConsoleのURL検査ツールを使用すると、サイトの登録状況を確認することができます。
以下の手順で登録状況を確認します。
- Google Search Consoleにログインします。
- メニューから「URL検査」を選択します。
- 検査したいURLを上部の検索窓に入力し、Enterキーを押します。
- 結果として、「URLはGoogleに登録されています」と表示されれば、インデックスが完了しています。
URL検査ツールの例
もしインデックスされていない場合は、「URLがGoogleに登録されていません」と表示されます。この場合、不安な場合は「インデックス登録を再リクエスト」ボタンをクリックして再度リクエストすることもできます。
ただし、何度リクエストを送信しても効果は変わりません。リクエストを頻繁に送信することでインデックスされやすくなるわけではないので、必要最低限のリクエストを行うようにしましょう。
以上の手順を使用して、Google Search ConsoleのURL検査ツールを活用し、サイトの登録状況を確認しましょう。
サイト登録がされない場合、以下の3つの要因が考えられます。
- noindexタグが設定されている: ウェブページのHTMLコード内にnoindexタグが設定されている場合、クローラーはそのページをインデックスしないように指示されます。noindexタグは、ページのメタタグやロボットス.txtファイルで設定できます。この場合、noindexタグを削除または修正する必要があります。
- ペナルティを受けている: ウェブサイトが違反行為を行ったり、不正な手法を使用した場合、Googleはペナルティを課すことがあります。ペナルティがある場合、サイトは検索結果から除外されるか、ランキングが低下します。ペナルティを受けている可能性がある場合は、問題を修正してから再度登録を試みる必要があります。
- robots.txtファイルが設定されている: ウェブサイトのルートディレクトリに配置されたrobots.txtファイルによって、クローラーがアクセスできるページが制限されている場合、サイトの一部または全体がクロールされない可能性があります。robots.txtファイルを確認し、必要な場合はアクセスを制限している記述を修正する必要があります。
これらの要因がサイト登録を妨げている可能性がありますので、それぞれの原因を確認し、必要な修正を行ってください。また、Google Search Consoleを使用してウェブサイトの健全性をチェックし、問題を特定することもおすすめです。
noindexタグが設定されている場合、そのページはインデックスされず、検索結果に表示されません。
通常、noindexタグは重複したコンテンツやエラーページなど、検索結果に表示させたくないページに使用されます。したがって、検索結果に表示させたいページにはnoindexタグを使用しないように注意する必要があります。
先述した「インデックス登録をリクエストする」手順で、noindexタグが設定されたページをリクエストしようとすると、「インデックス登録リクエストに失敗しました」というメッセージが表示されます。
Googleにサイト登録したい場合は、ページにnoindexタグが設定されていないかを確認しましょう。
ペナルティを受けている場合、Googleの品質ガイドラインに準拠していないと判断され、ページがインデックスされないようになります。ペナルティはスパムサイトや低品質なコンテンツなどに対して行われます。
以下の手順でペナルティを確認できます。
- Google Search Consoleにログインする。
- 左側のメニューから「セキュリティと手動による対策」をクリックする。
- 「手動による対策」をクリックする。
手順を実行し、画面に「問題は検出されませんでした」と表示されれば問題ありません。
もし表示されるメッセージが他のものであれば、ペナルティを受けている可能性が高く、検索結果に表示されなくなっている可能性があります。
このような場合、ペナルティを受けているサイトやページは、通常の手順でサイト登録を申請してもインデックスされません。
Googleは品質ガイドラインを公開しており、ペナルティの対策例や解除方法について説明しています。品質ガイドラインを確認し、必要な対策を行うことが重要です。
obots.txtファイルが設定されている場合、そのファイルの内容によってクローラーの巡回が制限される可能性があります。クローラーが巡回できない設定になっていると、ページはインデックスされません。
robots.txtはサイトのルートディレクトリに配置されるテキストファイルで、各コンテンツのクローラー巡回を制御するためのものです。
例えば、”/glossary/”以下のクローラー巡回を禁止したい場合、以下のように記述します。
Disallow: /glossary/
この記述があると、クローラーは”/glossary/”以下のページにアクセスせず、インデックスされません。
サイト登録しているにもかかわらず、ページがインデックスされない場合は、robots.txtファイルにクローラーの巡回を制限する設定がされていないか確認してください。
この記事では、Googleへのサイト登録方法と確認手順について説明しました。
Googleにサイトを登録することは重要です。登録しないと、サイトやページが検索結果に表示されるまでに時間がかかる可能性があります。
サイトを登録する際には、以下のポイントに留意しましょう。
- サイトやページにnoindexタグや制御記述がないか確認しましょう。これらの要素が存在すると、Googleはインデックスを拒否します。
- robots.txtファイルにクローラーの巡回を制限する記述がないか確認しましょう。これによってクローラーがアクセスできなくなり、インデックスされません。
- Googleからペナルティを受けていないか確認しましょう。Google Search Consoleの「手動による対策」セクションで確認できます。
新しいサイトやページを公開または更新した場合は、Googleの検索エンジンからできるだけ早く評価を受けるために、サイト登録を行いましょう。
これらの手順を実行することで、サイトのインデックスがスムーズに行われ、検索結果に迅速に表示されるようになります。