SERPs(サープス)でSEO対策!

SERPs

SERPs(サープス)とは、ユーザーが検索クエリを入力した後に表示される検索結果の画面のことを指します。

SERPsは、ユーザーの検索意図を理解し、それに適したコンテンツを提供するために重要な要素です。SEO対策を行う上でも、SERPsを分析することは重要です。

Googleは年々、SERPs上の機能性を向上させており、ユーザーの検索意図を迅速に解決できるような表示の改善を行っています。

本記事では、以下の疑問について回答します。

  1. 「SERPs分析が重要な理由は何か?」
  2. 「SERPsの構成要素や新しい機能は何か?」

この記事を参考にしながら、SERPsを正しく理解し、SEO対策に役立ててください。

SERPs(Search Engine Result Pages)とは

SERPs(Search Engine Result Pages)とは、検索エンジンの検索結果を表示するページのことです。

SERPsは、主に「リスティング広告」と「自然検索」の2つの構成要素で構成されます。

リスティング広告は、広告主が広告費を支払い、検索結果の上部に表示される枠です。検索クエリに応じて広告を表示し、クリックされるごとに広告費が発生します。リスティング広告は通常、「広告」と表示されていることで識別されます。

一方、自然検索枠は、リスティング広告枠よりも下に位置しています。自然検索枠では、Googleの検索アルゴリズムに基づいて表示順位が決定されます。上位に表示されることで、広告費をかけずに流入数を得ることができます。

SEO対策を行う際には、自然検索枠での上位表示を目指すことが重要です。

以上がSERPsの基本的な構成要素についての説明です。

SERPsにコンテンツが表示される仕組み

SERPsにコンテンツが表示されるまで、以下の処理が検索エンジンで行われます。

  1. クロール(巡回): 検索エンジンのクローラー(ロボット)がリンクを辿ってウェブページを巡回し、コンテンツの内容を収集します。
  2. インデックス(索引): クローラーが収集した情報を元に、ページの内容を分析してデータベースに保存します。これにより、検索エンジンは該当のページがどんな内容を持つかを理解します。
  3. ランキング(順位付け): Googleの検索アルゴリズムに基づいて、ウェブページが評価され、順位が付けられます。このアルゴリズムは数百もの要素からなり、ユーザーに有益なコンテンツを提供しているかどうかを判断します。

したがって、SERPsに表示されるためには、まずクローラーによってページが巡回される必要があります。

そして、ランキングの際には、Googleの検索アルゴリズムが使用されますが、このアルゴリズムは非常に多くの要素から構成されています。

最終的には、ユーザーが求めている有益なコンテンツを提供できるかどうかがランキングに大きな影響を与えるため、コンテンツを企画・作成する際には、ユーザーにとって価値のある情報を提供することを考慮しましょう。

SEO対策においてSERPsが重要

SERPsを理解することは、SEO対策において重要です。

以下に、その理由とメリットを詳しく解説します。

ユーザーの検索意図が把握しやすい

SERPsを調べることで、ユーザーの検索意図を把握しやすくなります。検索意図は、ユーザーが何を求めているのか、どのようなニーズを持っているのかを理解するために重要です。Googleの検索エンジンは、ユーザーの検索意図に応じたコンテンツを高く評価します。SERPsを見ることで、Googleがどのようなコンテンツを評価しているのか、その傾向を知ることができます。上位に表示されているコンテンツを分析することで、ユーザーの検索意図を理解し、高評価を得るコンテンツを企画・作成することができます。

キーワード選定に役立つ

SERPsを確認することで、対策すべきキーワードの選定に役立ちます。例えば、上位表示が困難なキーワードや競争が激しいキーワードを特定することができます。また、SERPsを定期的に確認することで、検索アルゴリズムの変化に気づくことができます。同じキーワードでも、アルゴリズムは変化しているため、SERPsは日々変動しています。早めにSERPsの変化に気づき、対策を取ることができれば、効果的なキーワード戦略を立てることができます。

このように、SERPsの理解はSEO対策において重要です。ユーザーの検索意図を把握し、適切なキーワード選定を行うことで、効果的なコンテンツ作成や上位表示を実現することができます。定期的にSERPsを確認し、最新のトレンドやアルゴリズムの変化にも対応するようにしましょう。

SERPsの構成要素

SERPs(Search Engine Results Pages)は、検索結果の画面を指します。Googleはユーザーの検索意図に応えるために、SERPsにさまざまな機能を追加しています。以下にSERPsの構成要素を詳しく解説します。

バーティカル検索

検索窓直下に表示される検索機能で、検索対象を絞ることができます。主なバーティカル検索のタイプには、すべて、地図、ショッピング、画像、ニュース、動画などがあります。

ユニバーサル検索

SERPs上に表示されるウェブサイト以外のコンテンツを指します。これには画像、動画、地図などが含まれます。代表的なユニバーサル検索の形式には、ナレッジグラフカード(ナレッジパネル)、ローカルパック、動画枠・動画カルーセル、ニュース枠、Twitterカードなどがあります。

パーソナライズド検索

ユーザーの位置情報や検索履歴に基づいて、検索結果をカスタマイズして表示する機能です。たとえば、「ランチ」と検索した場合には、ユーザーの位置情報を利用して近くのレストランが地図とともに表示されることがあります。

リッチスニペット(リッチリザルト)

検索結果の中に表示される拡張情報で、検索結果の内容を要約・強調して表示します。これにより、ユーザーが検索結果の有用性を判断しやすくなります。

アンサーボックス

ユーザーの質問に対する簡潔な回答を直接検索結果ページ上に表示する機能です。アンサーボックスは、クイックな情報提供を目的としており、ユーザーがサイトにアクセスする必要がなくなることがあります。

これらの要素は、検索結果の画面を充実させ、ユーザーのニーズに合った情報を提供するためのものです。対策できる要素もありますので、表示を狙える要素に対しては適切な対策を行うことが重要です。

リッチスニペット(別名:リッチリザルト)

リッチスニペット(別名:リッチリザルト)は、通常のスニペットに追加の要素が組み込まれた形式のスニペットを指します。

リッチスニペットには以下のような種類があります。

  1. 画像
  2. 商品レビュー
  3. 価格
  4. 開催日程・スケジュール
  5. 動画
  6. よくある質問(FAQ)
  7. 求人情報

たとえば、商品レビューのリッチスニペットでは、評価や口コミの数が表示されます。また、よくある質問(FAQ)のリッチスニペットでは、質問を展開すると回答が表示されます。

これらのリッチスニペットは、通常の検索結果と比べて情報量が多くなっています。ユーザーの情報ニーズを解決するため、適切な回答を提供することで、ウェブサイトへの誘導が可能です。

リッチスニペットを表示するには、構造化データをマークアップする必要があります。具体的な対策方法については、関連する記事やガイドを参考にすることをおすすめします。

アンサーボックスは、検索キーワードに対する回答を検索結果ページ上に表示する情報です。

アンサーボックスには、簡潔な回答を強調して表示する強調スニペットや、天気や株価などのリアルタイム情報を表示するライブリザルトなどがあります。

強調スニペットは、検索キーワードに対する端的な回答を強調して表示します。上位のウェブサイトよりも上部に表示されるため、クリック率が高くなり、流入数に大きな影響を与えることがあります。

強調スニペットの表示はランダムであり、対策が難しい場合もあります。ただし、ユーザーの質問に適切に回答するコンテンツを作成することで、強調スニペットの表示を獲得する可能性があります。

ライブリザルトは、天気やスポーツの試合結果、株価の推移など、最新の情報を表示する機能です。たとえば、「仙台 天気」と検索すると、天気予報がライブリザルトとして表示されます。

ライブリザルトは公的機関などからの情報を引用することが多く、表示を奪うことは難しい場合があります。

まとめ

この記事では、SERPs(Search Engine Result Pages)について解説しました。SERPsは検索結果を表示する画面のことであり、検索広告枠と自然検索枠に分かれています。自然検索枠で上位に表示されることで、広告費をかけずに安定した流入数を確保することができます。

SERPsはユーザーの検索意図を理解するために調査したり、キーワードの選定基準となったりするため、定期的なチェックが重要です。

また、SERPsは年々進化しており、バーティカル検索、ユニバーサル検索、パーソナライズド検索などの検索機能が追加されています。

リッチスニペットやアンサーボックスなどは、特定の情報を表示することができるため、意図的に表示させることができます。一方で、ユーザーの検索意図が満たされてしまい、サイトへの流入がない「ゼロクリック検索」の割合も増えています。