内部リンクとは?設置場所・SEOへの影響をわかりやすく解説

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内部リンクとは、同じウェブサイトの中でページ同士をつなぐリンクのことをいいます。これがあると、ユーザーがサイト内を便利に移動できるし、検索エンジンもそのサイトを評価しやすくなります。

この記事では、内部リンクの基本的な考え方や作り方、どこに置くのがいいかなどを説明します。そして、内部リンクがSEOにどんな影響を与えるか、作る時に気をつけるポイントも紹介します。

内部リンクとは

内部リンクとは、同じウェブサイト内のページ同士を結ぶリンクのことです。他のサイトから自分のサイトに貼られたリンク(被リンク)や、自分のサイトから他のサイトに貼ったリンク(発リンク)とは違います。

ユーザーがウェブサイトを使うとき、内部リンクをたどってサイト内を移動します。だから、使いやすいサイトを作るためには、内部リンクを正しく設定することが大切です。内部リンクが適切に設定されていて、使いやすいサイトであれば、ユーザーの訪問数も増えるでしょう。

さらに、検索エンジンも内部リンクを使ってサイトを評価します。検索エンジンのクローラーは、内部リンクをたどってサイト内を巡回し、各ページの評価を行います。内部リンクがうまく設定されていれば、サイトの評価が高まるため、SEOにも大きな影響を与えます。

内部リンクを配置するための5つのポイント

内部リンクを適切に配置するためには、次の5つのポイントに留意する必要があります。

  1. 正規化されたURLにリンクを作成する
    リンクを貼るときは、正規化されたURLを使用してください。つまり、同じコンテンツを示す複数のURLがある場合、1つの正式なURLを選んでリンクを張りましょう。
  2. 重要度の高いページにリンクを集める
    サイト内で重要なページには、他のページからのリンクを多く配置しましょう。これによって、検索エンジンはそのページの重要性を認識しやすくなります。
  3. 関連性の高いページ同士をリンクすることが大切
    リンクを貼る先は、関連性の高いページを選びましょう。ユーザーがあるページから次のページに移動するとき、関連性が高ければユーザーエクスペリエンスが向上します。
  4. 画像にはalt属性を設定する
    リンクが画像にある場合、alt属性を設定してください。これによって、画像が表示されない場合でも、ユーザーがリンク先を理解できます。
  5. アンカーテキストに適切なキーワードを含める
    リンクのテキスト部分(アンカーテキスト)には、適切なキーワードを含めましょう。これによって、検索エンジンがリンク先のページの内容を理解しやすくなります。

これらのポイントに留意して、内部リンクを作成することで、サイトの評価を向上させることができます。

正規化されたURLを使用することは、内部リンクの効果的な管理にとって重要です。異なるURLが同じページを示していても、検索エンジンはそれらを別々のページと見なす傾向があります。その結果、ページの評価が分散してしまう可能性があります。

正規化されたURLにリンクを作成する

内部リンクを作成する際には、以下のような正規化の方法を検討しましょう。

  1. パラメータのついていないURLを指定する
    パラメータの異なるURLが同じページを示す場合、パラメータのついていない基本的なURLを使用します。
  2. index.htmlを指定するかどうかを統一する
    サイトのURLにindex.htmlが含まれる場合、統一された方針を決めてURLを指定します。
  3. http://とhttps://のどちらを指定するかを統一する
    サイトがセキュリティ対策としてhttpsを使用している場合、httpとhttpsの両方のURLが存在することがあります。統一された方針を決めてURLを指定します。
  4. ドメイン名にwwwを指定するかどうかを統一する
    サイトのURLにwwwが含まれる場合、一貫性を持たせてURLを指定します。

これらの方針を事前に決定し、内部リンクを作成する際には、統一されたURLを使用するように心がけましょう。これにより、検索エンジンがサイトのページを正しく評価し、効果的な検索結果を提供することができます。

重要度の高いページにリンクを集める

大事なページにリンクをたくさん集めるのが大切です。サイトを作る時、特にユーザーが見たいと思うページには、たくさんのリンクを作るようにします。

ユーザーはサイトの中をリンクをたどって移動するんだ。だから、リンクが多いページにはユーザーがよく訪れるよ。たくさんのリンクがあるページには、たくさんの人が来ることが自然に増えます。

検索エンジンも同じで、検索エンジンのクローラーはリンクをたどって情報を集めるから、たくさんのリンクがあるページはよくチェックされます。大事なページや検索エンジンに知らせたいページには、たくさんのリンクを作ってみよう。

関連性の高いページ同士をリンクすることが大切

ユーザーは、今読んでいる内容に関連した情報を求めてリンクをたどるため、関係のないページ同士をつなぐリンクを張ると、ユーザーは期待と違うページに行くことになるから注意が必要です。そうすると、ユーザーはサイトを使いにくいと感じて、訪問者が減ることがあります。

関連性の低い内部リンクは、検索エンジンの評価にも悪い影響を与えます。検索エンジンは関連性のないリンクを見つけると、そのページの評価を下げることがあります。

だから、ただリンクの数を増やすだけではなく、関連性の高いページ同士をリンクすることが大切なんだ。良質なコンテンツ同士を自然な形でつなぐことで、サイト全体の価値を高めることができます。

画像にはalt属性を設定する

画像を使うときは、<img>タグを使います。そのときに大事なのが、alt属性(代替テキスト)を設定することです。

alt属性には、画像の内容を説明する文字を書きます。もし画像が表示できない場合、alt属性に書いた文字が代わりに表示されるので、ユーザーはどんな画像があるかを理解しやすくなります。

また、音声読み上げシステムを使う人や視覚障害者の人にとっても、alt属性は大切です。alt属性に書かれた文字は、音声で説明するのに使われるためです。そうすることで、みんながサイトを使いやすく感じますね。

さらに、検索エンジンもalt属性を見てるんだ。検索エンジンは画像を理解するのが苦手で、alt属性が重要です。alt属性に適切な文字を書くことで、検索エンジンにページの内容を伝えやすくなります。これによって、サイトの評価が上がる可能性もあります。

アンカーテキストに適切なキーワードを含める

リンクをクリックするとき、そのリンクについての情報は、リンクの文字、つまりアンカーテキストによって提供されます。アンカーテキストは、リンクをたどるユーザーにとって非常に重要な情報源になります。

アンカーテキストには適切なキーワードを含めることが大切です。ユーザーはリンクをクリックする前に、アンカーテキストを見てリンク先のコンテンツを予想します。そのため、アンカーテキストには関連性の高いキーワードを使うことが重要です。関連性のないキーワードを使うと、ユーザーが混乱し、サイトの使い勝手が悪くなってしまいます。

さらに、検索エンジンもアンカーテキストを解析してページの内容を理解します。そのため、アンカーテキストに適切なキーワードを含めることは、検索エンジンにページの内容を正しく伝える手段となります。

ただし、アンカーテキストにキーワードを過剰に詰め込むと、検索エンジンから見て不自然なサイトと判断され、評価が下がる可能性があります。だからこそ、適切なキーワードを適切な量で使うことが大切です。

内部リンクを設置する5つのポイント

内部リンクを設置する際には、以下の5つの場所がおすすめです。

  1. パンくずリスト
    パンくずリストは、ユーザーがサイト内での位置関係を把握しやすくするのに役立ちます。各ページの階層構造を示すため、関連するページへの内部リンクをパンくずリストに追加すると良いでしょう。
  2. グローバルナビゲーション
    グローバルナビゲーションは、サイトの主要なセクションやカテゴリーへのリンクを提供します。重要なページやセクションへの内部リンクをグローバルナビゲーションに配置することで、ユーザーが簡単にアクセスできるようになります。
  3. サイド・フッターリンク
    サイトのサイドバーやフッターに内部リンクを配置することで、ユーザーが関連するコンテンツにアクセスしやすくなります。サイドバーやフッターは、ユーザーがナビゲーションを終えた後に探索する場所でもありますので、重要な内部リンクを配置しましょう。
  4. アンカーテキスト
    ページ内のテキスト内に内部リンクを設置することも効果的です。特に、関連するキーワードやフレーズにリンクを埋め込むことで、ユーザーが関連コンテンツに自然にアクセスできるようになります。
  5. サイトマップ
    サイトマップは、サイト内の全てのページへのリンクを一覧で表示するページです。ユーザーが迷子になった時や、検索エンジンがサイトをクロールする際に役立ちます。サイトマップに内部リンクを追加することで、全てのページに簡単にアクセスできるようになります。

これらの場所に内部リンクを適切に配置することで、ユーザーエクスペリエンスの向上やサイトの検索エンジンランキングの向上につながります。

パンくずリスト

パンくずリストは、ウェブサイト上でよく見かける内部リンクの一つです。現在閲覧しているページがサイト内でどの位置にあるかを示し、とても便利なナビゲーション手段です。

パンくずリストは、サイトの上位ページから現在のページへとたどる経路を、階層的なリンクのリストとして表示します。その名前は、「ヘンゼルとグレーテル」の童話に由来し、森の中で道に迷わないように、パンくずを残していった話にちなんでいます。

このパンくずリストは、ユーザーがサイト内での位置を見失わず、スムーズに情報を探せるように支援します。また、表示中のページに関連するページへのリンクが表示されるため、コンテンツの関連性を示す自然な内部リンクを提供します。

パンくずリストは、サイトの基本的な構成要素の一つとして非常に効果的なので、サイトに導入することをおすすめします。

グローバルナビゲーション

グローバルナビゲーションは、ウェブサイトにおける重要な内部リンクの一つです。訪問者が迅速に目的のページに到達できるように、目次のような役割を果たします。通常、サイトのコンテンツがカテゴリごとに分類されたメニュー形式をしており、各項目をクリックすると設定された内部リンクが適用され、対応するページが表示されます。

グローバルナビゲーションは、サイトの各ページの上部に常に表示されています。そのため、ユーザーがどのページを閲覧していても、同じ場所にあるグローバルナビゲーションを使用して簡単にページ間を移動できます。これにより、ユーザーがサイト内で迷子になることがほとんどありません。

さらに、グローバルナビゲーションは、サイトがどのようなコンテンツを提供しているかを一覧形式で訪問者に提示します。多くのウェブサイトが採用している標準的なナビゲーション方法であり、必ず用意しておくべき重要な内部リンクです。

サイド・フッターリンク

サイド・フッターリンクは、ページの側面や下部に配置される内部リンクであり、効果的な配置場所として知られています。

PCでウェブページを閲覧する際には、通常、メインコンテンツの側面が常に目に入ります。この領域に、関連性の高いページへの内部リンクを配置することは効果的です。多くのウェブサイトでは、ランキング形式でメインコンテンツの側面に重要なページへのリンクを設置しています。

一方、ページのフッター部分は、ユーザーがコンテンツを読み終えた後に目にする領域です。この領域に関連ページや次に閲覧してほしいページへの内部リンクを配置することは、良いアイデアです。フッターに内部リンクを配置することで、ユーザーがページを読み終えた後もサイト内の他のコンテンツにアクセスしやすくなり、サイト内での滞在時間を延長させる効果があります。

アンカーテキスト

アンカーテキストは、コンテンツの中で文脈に合った情報を補足する際に利用されます。特定の箇所にアンカーテキストを配置し、そこに内部リンクを設置することが一般的です。

文章中の特定のテキストをアンカーテキストとして選び、そこに内部リンクを埋め込む方法がよく用いられます。また、H2やH3などの見出しの後ろに、その見出しに関連する内部リンクをアンカーテキストと共に配置することもあります。アンカーテキストはコンテンツの中に配置されるため、周囲の文脈と強く関連した内部リンクを設定することが特徴です。

アンカーテキストには、リンク先のページの内容を予測できるキーワードを含めることが重要です。適切なキーワードを選択することで、ユーザーや検索エンジンに対してリンク先のページの内容を正確に伝えることができます。

サイトマップ

サイトマップは、ウェブサイト全体の構造を一覧にしたページです。サイトマップには、個々のページへの内部リンクが含まれています。

サイトマップの主な目的は、ユーザーにサイト内の情報構成をわかりやすく示すことです。ユーザーはサイトマップを使用して、目的のページに迅速にアクセスすることができます。

また、検索エンジンにとっても、サイトマップは重要な情報源です。サイトマップを通じて、クローラーはサイト内を効率的に巡回し、インデックス化することができます。

このように、サイトマップはユーザーと検索エンジンの両方にとって便利なツールですので、多くのウェブサイトで提供されています。また、サイトマップを別ページとして作成せず、各ページのフッター部分に配置するサイトもあります。全てのページのフッター部分にサイトマップを表示することで、ユーザーがサイト内を効果的に移動できるようになります。

内部リンクの有用性

内部リンクがSEOに与える影響は以下の3つです。

  1. クローラーの巡回性が向上する
    内部リンクは検索エンジンのクローラーがウェブサイト内を巡回する際の道案内となります。適切に配置された内部リンクは、クローラーがサイト内のすべてのページを発見しやすくし、インデックス化するのに役立ちます。
  2. ユーザーの利便性が向上する
    内部リンクはユーザーがウェブサイト内をナビゲートするのを助けます。関連性の高いページへのリンクを提供することで、ユーザーが関心を持つ可能性のあるコンテンツにスムーズにアクセスできるようになります。これはユーザーエクスペリエンスを向上させ、サイトの滞在時間やページビュー数を増加させる効果があります。
  3. ページ同士の関連性が高まり、評価が向上する
    内部リンクはページ同士の関連性を示す重要な要素です。関連性の高いページ同士が相互にリンクされている場合、検索エンジンはそのページが特定のトピックやキーワードに関連していると認識しやすくなります。その結果、検索エンジンの評価が向上し、検索結果でのランキングも向上する可能性があります。

クローラーの巡回性が向上する

検索エンジンのクローラーは、ウェブページを自動的に探索して情報を収集します。そのため、サイト内のページがクローラーによって見つけやすいように、内部リンクを使ってサイトをつなげることが大切です。

検索エンジンがサイト内のページを見つけてくれなければ、そのページは検索結果に表示されません。ですから、内部リンクを使ってサイト内の重要なページや検索結果で上位に表示したいページをクローラーに見つけてもらうことが大切です。

たとえば、パンくずリストやグローバルナビ、サイトマップなどの内部リンクを設置することで、クローラーがサイトをより効率的に巡回することができます。これによって、検索エンジンによるサイトの評価が上がり、上位に表示されやすくなります。

ですから、適切な内部リンクを設置して、クローラーがサイト内をスムーズに巡回できるようにしましょう。これによって、サイトがより多くの人に見つけられるようになります。

ユーザーの利便性が向上する

内部リンクは、ユーザーがウェブサイト内を移動し、情報を見つけるのに役立ちます。内部リンクが適切に配置されていると、ユーザーは目的の情報にスムーズにアクセスできる利便性の高いサイトを体験できます。

使いやすいサイトであれば、ユーザーが情報を見つけやすく、サイトから離れることなく滞在しやすくなります。ユーザーがサイト内を探索し、興味深いコンテンツを発見するために内部リンクをたどることで、より多くの情報に触れることができます。

使いやすいサイトを提供することで、ユーザーの満足度が向上し、定期的にサイトを訪れる可能性が高まります。ユーザーがサイトを気に入り、頻繁に訪れるようになれば、安定したトラフィックを確保することができます。

ユーザーの利便性向上は、SEO対策において重要な要素です。内部リンクを適切に配置して、ユーザーがサイトを快適に利用できるように心がけましょう。

ページ同士の関連性が高まり、評価が向上する

内部リンクは、ウェブサイト内のページ同士を結びつける大切な手段です。関連性の高いページ同士を内部リンクでつなぐことで、検索エンジンからの評価が向上します。

検索エンジンは、ページの評価において被リンクの質を重視しています。関連性の高いページ同士がリンクで結ばれている場合、そのページはより価値があると見なされます。逆に、関連性の低いページ同士のリンクは、検索エンジンからはあまり評価されません。

このポイントは、内部リンクと外部リンクの両方に共通しています。ページ同士の関連性に基づいた内部リンクを構築することは、SEO上で有益な戦略です。

さらに、関連性のあるページ同士が内部リンクで結ばれていると、ユーザーが求める情報を見つけやすくなります。その結果、ユーザーのサイト滞在時間が延びたり、サイトへの訪問者数が増加したりする可能性があります。

まとめ

内部リンクは、ウェブサイト内のページ同士をつなぐ重要な役割を果たします。これによって、ユーザーはサイト内をスムーズに移動し、必要な情報を簡単に見つけることができます。適切な内部リンクを持つサイトは、ユーザーにとって使いやすく、便利なものとなります。

さらに、内部リンクが最適化されていると、検索エンジンによるサイトの評価にもプラスの影響を与えます。検索結果で上位に表示されるためには、サイト内の関連性の高いコンテンツ同士を結ぶ内部リンクが必要です。

この記事を参考にして、ユーザーの利便性を向上させ、検索エンジンから高い評価を受ける内部リンクを設置しましょう。これによって、サイトの質を向上させ、ユーザー体験をより良くすることができます。